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翌週
それからというもの、バイトでたまに顔を合わせると前よりは気軽に話せるようになってきて、あっという間に例の曜日が来た。
「やぁ、将吾くん!」
「やぁじゃねぇわ…無理すんなよ…」
「お金なら心配しないでよ、俺今バイト結構頑張ってるからさっ」
「いや、金とかじゃなくて…てか前の分もちゃんと受け取れよ」
「なんで?俺が来たくて来てんだから受け取りたくない」
「心…」
「そんな顔しないでよ…」
「ごめん…」
最初は利用するつもりで自分が言い出した事なのに、今となってはただ楽しく大学生活を送ってるようなやつを、こんな世界に巻き込ん出しまったという罪悪感が俺の心を埋め尽くす…
そんな俺の心情を察してか、俯く俺の手を引っ張ってベットに連れて行かれると、心の方からグイグイとリードされてしまった。
「せっかく来てるんだから何かしてよ」
「…っ、でも」
「いいよ。将吾くんになら何されても…」
「いや、そうじゃなくてっ…」
「じゃあ俺からチューしていい?」
「あっ、ま…っ」
別にその行為自体に今更恥ずかしさなんて感じないし、躊躇する理由もないのだけれど、問題は相手が心だという事だ。
何も知らない様な普通のノンケの大学生に、こんなことさせるべきじゃないっていう思いと、もしこれ以上の関係になってしまったら俺自身の感情のコントロールが効かなくなるんじゃないかという不安で、なんとかそれを阻止しようと試みたもののあっという間に唇が重なってしまった。
もうこうなってしまったなら後は一か八か、精一杯仕事として接しようと、出来るだけ感情を無にして行為に集中した。
様子を見ながら今度は俺から唇を重ね舌を口内にねじ込んでいけば、次第に絡み合う舌と舌。
酸素を求め、開いた口元からは甘い吐息が漏れ始める…
「ん、はぁ…っ、将吾…くんっ」
「なぁ…っ、ホントにいいのかよっ…」
「うん…いいよ…」
「じゃあ…脱げよ…」
心はコクリと頷くと、シャツのボタンを上から1つづつ外していき、最後の1つを外して袖を外せば、それなりに鍛えられた胸板があらわになる。
少し緊張してるのか、下を脱ぐのを躊躇する心の様子に、俺は手を貸しズボンに手をかけ、下着と一緒に一気に下ろした。
「わっ…///」
「ちゃんと勃ってんじゃん…」
「う…っ、あんま見ないで…っ///」
「ふふっ…何言ってんだよ、お前から仕掛けてきたくせに」
真っ赤になりながら、反応したソレを抑えるように覆い隠す心の手を掴み引き剥がすと、俺は目の前のソレを口で咥えた。
「んっ、将吾くんっ…////」
「んふっ、ひもひい?んっ…流石に初めてじゃないだろ?」
「ん…っ、まぁ、けど…っ」
「男は初めて…だよな…?」
漏れ出そうになる声を抑えながら、うんうんと首を縦に振る心に追い打ちをかけるように、唾液でぐちゅぐちゅになったソレを掴み、手で上下に動かしながら鈴口に舌を這わせ、再び咥えて吸い上げた。
「んぅっ!あぁっ、ヤバい…っ、出ちゃう、将吾くんっ!」
「んっ、いいよっ…出してっ…」
「うぁ…っ!あ、あっ、イク…っ、出る…っ」
いつもだったら特になんの要求もなければ外に出すか、口ん中に出されたとしても吐き出すけど、あまりに心が可愛すぎて俺は舌の上に溜まった白濁をわざと見せつけた。
「あぁー、みてぇ?」
「っ…////汚いからっ…吐き出してっ!」
「ん…っ、はぁ…」
「えっ!?飲んだの!?」
「うん」
「不味くない…?」
「ん?ふふっ、心の美味しいよぉ…」
「…っ////」
あぁ、ダメだ…
心の味が口内に広がり、部屋中に充満する独特な臭いと汗の臭いで、完全にこの雰囲気にあてられて、俺の理性はもうとっくに限界を迎えていた。
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