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          明美が死んだ。ほっとした。 だって私の世界を壊す存在だもの、成績、人望、美貌全て持ってるくせにひけらかすこともない。 死んですぐは騒いでいたけどお爺様のおかげで沈静化した。 これで元木琴の世界、そう信じていた。あの日がくるまでは、、、。 「ねえ、琴今日は何食べる?」 「幹はいつもバーガーじゃない。」 「今日はケーキの気分。」 「じゃあパティarisaに行く?」 「行こ行こ。」 パティarisaについてすぐだった。 ドアを開けて待っているとそこかしこから目線がくる。 「幹何かへんじゃない?」 「琴が綺麗で見とれてるだけでしょ。」 「そう、、、かなあ。なんか変だけど、」 「そうそう今日はケーキの可愛いのにしよっ。」 「いらっしゃい、、、ませ。お客様、テイクアウトですか?」 「こちらで食べます。」 「かしこまりました。こちらの席へどうぞ。」 「良かったね空いてて。」 「ご注文決まりましたらそちらのベルでお呼びください。」 「「ありがとうございます」」 ざわざわ、、、。 「あれってこの動画の子じゃない?」 「しー聞こえたらやばいよ、動画にもなにもせずにいてね。こんなことあってもあんな結果にできるんだよ。 こっちがやばくなるって。」 「そっか、ごめん」 バックヤードにて 「店長、やばいです。あの動画にうつってる子が2人来ちゃってますよ。」 「はっ?あり得ないだろう。明美のこと知っているなら、、、。」 「知らないんじゃないですか。」 「わかった。客として最後まで接しよう。まだ正式には何もできないんだ。」 店長の手には握りしめすぎて血が滲んでいた。 パティスリーarisaは明美の叔父の店だった。 知名度があったがプライベートは一切晒さずにきたため知られていなかったのだ。 琴達はまだ動画が流されていることを知らなかった。 各種媒体は報道はしていたが個人特定できる情報をふせていたのだ。 少年は家族、弁護士、警察が公式に捜査なり裁判なりはっきりするまではふせてもらえるよう記載していたのだ。
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