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俺の恋人
与那原 虎白
長身で、中肉中背。
肌の色は浅黒く、ハーフ特有の整った顔立ち、銀色に近いアッシュの髪色が、より外人と変わらない見た目にさせる。
沖縄出身、能天気で明るいこの男は、高校の時、旅行先にて立ち寄ったメンズショップで、出会った男の店員に一目惚れ。
地元の同ショップで数カ月勤めた頃、その店員と働きたいとエリアマネージャーに土下座をし、トントン拍子でその願いを叶え、京都店で一目惚れ相手と再会した与那原だが、当の相手は、与那原を覚えていなかった。
それでも、諦めきれなかった与那原の猛アタックに根負けした相手は、いつまで続くかわからない恋愛を始める事となり、与那原は、見事に初恋を実らせる。
その初恋の相手とは、何を隠そうこの俺、
葛目 黒兎だ。
恋人となった虎白は、身一つで京都に来た為、会社が用意するマンションに住んでいたが、俺への思いを知っていた上司は、俺にシェアハウスを提案。
断り続ける俺の意志は流され、次の日には、リビングで寛ぐ虎白に頭を抱えたのは記憶に新しい。
今はリビングでキスを…………嫌、何でもない
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