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多くの人で賑わう元旦の神社。皆が、それぞれの願いを神様に聞いてもらおうと必死だ。何故ならこの神社、神様による抽選でたった1人の願いが叶えられる事になっているのだ。
「今年こそは彼氏ができますように!」
「宝くじが当たって億万長者になりたい!」
「志望校に合格できますように!」
様々な願いが飛び交う中、まさか私が抽選に当たるなんて思ってもみなかった。大金も恋人も学力向上も望まない。私の願いは…
『神様、私を鈍感にしてください』
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