春、うららかに

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 ああ、そうか、君たちもずっと俺らを見ていたのか。  降り注ぐ春の日差しが、向けられた眼差しが、あまりにも熱すぎる。  恥ずかしい……俺は背後の池に飛び込みたくなるのをなんとか堪えた。
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