5限目.最悪の日

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俺は隼人からの攻撃をある程度かわすが、1発目の鳩尾への蹴りで思うように身体が動かない。 隼人「ちょこまかと逃げんじゃねえよ!!」 隼人がそう言うと鳩尾にもう1発蹴りが飛んできた。 こんな奴にまともにやり合ったところで逃げられるわけがない……。 なんとか対抗できないか…… 俺は頭の中をフル回転させて周囲を見回した。 素手じゃ無理だ。 何か武器がないか……。 するとゴミ山の中に一本の杖を見つけた。 これなら使える!! すると隼人の蹴りがもう1発飛んできた。 俺は食らったふりをして地面を転がり、ゴミ山に捨ててあった杖に手を伸ばした!! 隼人のかかと落としが容赦なく襲いかかる!! 俺は隼人の脛を目掛けて杖を力の限り振り翳した!! 隼人「イッテェ!!」 隼人がかなり痛がってる。 弁慶の泣き所とは言ったもんだ……。
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