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自分のベッドで、気絶したように眠る双子の妹に目を向ける。
放課後、自分達しかいない教室で、必要以上に求めた口付けで、果実のように真っ赤に熟れた顔と同じように、愛が溢れた下腹部に本能が抗えなかったのだろう、恥ずかしげに、されど、いつものようにツンとした態度で、「お願い」をしてきた。
最初はどうしてそのような態度を取るのかと戸惑いを覚えた素っ気なさも、そのように「お願い 」をされては、その態度ごと愛おしく思えてしまう。
だから、優しく心ゆくまで愛してあげた。
ゆっくりと上下を動かす胸、静かに眠る妹の顔をひとしきり見ながら、撫でた後、晒した額に口付けを落とした。
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