ヒーロー

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ヒーロー

「青臭い正義を口にするヒーローよ!この殺戮細菌爆弾を止めたくば!この怪人タコトイレットペーパー男を倒してみろ!」 「くそう!マヌケな名前の割に何て強力な怪人なんだ!技の名前と攻撃内容が全く噛み合ってない上に、そもそもどうしてその2つを組み合わせて怪人を作ろうと考えたのかが分からない!」 「喰らえ!ふわふわダブルロール!」 「ぐわぁーっ!ふわふわと言ったくせにゴワゴワで尻が痛い!しかもこのヌルっとした不快感は…拭き残しかぁ!ゴワゴワな癖に拭き残していきやがったぁ!ニチャっとして痒くて堪らない!」 「タッコッコ!無様よ無様!」 「しかもタコなの笑い声だけかよ!」 「尻の不快感に苛まれながら、街の住民が苦しんで死ぬ様を眺めているがいい!」 「くそっ!このままでは…!」  みゃー 「…えっ…こねこ?なんで変身スーツの中から出てくるの?」 「えっ…あっ…いや来る前にそこで拾って…」 「そうか…で、ごはんとかは?」  みゃー 「いや…こんな状況だし…」 「それはいけない!きっとお腹を空かしているぞ!早く帰ってごはんをあげるのだ。爆弾は私が片付けておく!」  みゃー 「あ、ありがと。なんか…ごめんね?」 「いや、こっちこそこんな時に済まなかった。なんか忙しくしてしまって」 「いや、こちらこそ…」  みゃー
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