23日間の奇跡

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産まれたあなたを横に寝かされて、撫でるのが楽しみだった。 だけど、用意されたベビーベッドではなく、処置台へと運ばれていく、さっきまでお腹の中にいたあなた。 腕や足はだらんとしていて、産声も聞こえない。 意識が朦朧とする中で、何度も名前を呼んで泣いた。 その場にいた誰もが、慌てて走り回り、嫌でも危ない状態なんだということが分かる。 お願い神様。私の命あげるから、あの子を助けて。 そう、ずっと心の中で祈る。 そしてやっと泣いたあなたは、急いで別の部屋へと運ばれる。 説明されたのは、NICUで処置し入院すると言う話。 診断は、重度の新生児仮死状態。 仮死という言葉に、涙が止まらない。 最悪の状況を想像してしまった。
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