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火災報知器の誤報があった日は、そばにあなたがいないことがとても怖くて、夜中なのにNICUへと走ったの。
誤報だったから良かったけれど、もし誤報でなければ、ママは自分であなたを守ることが出来なかった。
抱き抱えて逃げることも出来ないし、あの分厚いセキュリティの扉だって中から開けてもらわなければ入ることすら出来ない。
辛い思い、寂しい思いをさせたよね。
先にママだけ退院したし、毎日会いに行っても1時間だけしか会えない。
必死に母乳を搾り続けて、届けて、それを飲ませてもらうことでしか、繋がり続けることが出来なかった。
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