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☆00. 感応寺くんに、いじめられたい。
「おまえさぁ。ちょっとスタイルいいからって調子こいてんじゃねえぞゴラ」
わあぁぁーっ。さりげにスタイルいいこと褒めてくれた感応寺くぅーん!
「……嬉しそうな顔すんのやめれ」……駄目だ。感応寺くん。放っておけないよ。あなたみたいなカモ。「おれは勉強に集中したい。……消えろ」
もっともっと罵ってえ!! あぁ……ゾクゾクする……。「そんなこと言っちゃってえ★ 感応寺くん。わたしに絡まれるの……病みつきになっちゃってるでしょう?」
「誰がだよバーカ。……時間だぞ」
そうしてあなたはわたしを突き放すけれど知っている。……あなたは本当はやさしいひとで。周りがとっても見えている、ということを。
そうあれは、四月の初出社日のことだった。会社なんてク○だりーぬ、って電車に乗ったあの日のこと。
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