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半端モンが生きていけるほどこの世界は甘くねぇんだよ。
〝この先に生きたきゃ強くなれ〝
「 俺 は 弱 ぐ は な い ! 」
はぁ?お前は弱えぇよ。
簡単に仲間に裏切られるクズで。
誰も救えやしない雑魚の餓鬼だ。
一生這い上がられないクソうじ虫。
思い上がりで何でもできると勘違いした。
マ ヌ ケ ヤ ロ ウ 。
「クソが」
今までこんなことを言われるのは、日常茶飯事で、もう生きることに執着するのは、やめようと一度だけ思ったことがあった。
クソまずい腐れかけの残飯でさえ、生きるためには必要なメシだった。
路地で夜を明かすには地面が極度に冷たくて凍えかけたっけ。
一つの街路灯が灯り、その明かりだけが救いだった。
あったかい明かり。今でも忘れない。そうだ。あの灯がおれを救ってくれた。
クソでもカスでも何でも受け入れてやる。
でももう腐りかけの夕食はアレで終わりにしたいなぁ。
終わり?
そうだ終わるんだ。
ここ で 終 わ り。
ここで 死ぬの?
死んじゃう感じ?
『――――――――――――イト様!――――レイト様ってばぁ!』
『起ろよアルフ!』
『着いたぜ。ここが終着駅だ。自由を手にするための俺たちの最後の楽園だ!』
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