錆びた扉の先

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1.早く帰りなさい 扉を開けず いつの頃からか 心に生まれた 錆びた扉を 扉の先を 見たくてもダメ 私よ開けないで 扉開けなければ 未来進めない そんな予兆が 私の動機で ドアノブに手を 掛けるたび もう一人の私は 懇願する 「扉を開けないで」 もう一人の私の 想い無視して 私は開ける 錆びた扉 恐れ、期待を ドアノブ握る手に 力強く込め 扉開ける今 2.扉開けた先に 待ってた景色 あの頃に罪を 犯した場面が 続く何度も 封じた記憶 紐解いた時 痛みが心へと 罪を受け入れねば 未来歩めない 強い予感を 私は感じて あの頃の罪 通過して まだ知らない私へ 変化遂げる 扉のその奥で もう一人の私が そっと消えてく 生まれ変わった 私を見て たとえ未来で 過ちおかしても もう封じない 錆びた扉へと
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