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壱くんに、気持ちを伝えられるタイミングはいくらでもあるのに。
〝幼なじみ〟
その関係から、今も抜け出せないでいる.........
「「キャー、間宮くーん!」」
「「カッコいいーーーー!」」
「「こっち向いてぇー!」」
壱くんが廊下を歩こうもんなら、
先輩も、後輩も、関係なく黄色い歓声が響き渡る。
まるで..................アイドルのように。
「あっ、あの......間宮先輩、放課後時間ありますか?」
黄色い歓声が響き渡る中。
1日に平均2〜3人程度..................
月曜日から金曜日までで、
累計10〜15人ぐらいには、告白される壱くん。
私が気持ちを伝えられてないままいる中で。
いつか、
壱くんの隣に立つ女の子が現れたら...............
そんなの悔しいって、思うのに。
自分勝手に気持ちを伝えて、
壱くんに嫌われる方が、怖いんだもん。
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