121人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
でも...............
「.........ほんとっ、大丈夫、だからっ、」
今はこれしか言えない............よ?きっと。
「にーの、ぎゅーってしよ?
そしたら、安心するでしょ?」
「...............っ、う」
私がコクリと頷けば、
壱くんはぎゅっと抱きしめてくれた。
あぁ、壱くんは、
なんでこんなにも優しいんだろう.........
昔から、壱くんは、
私が泣くと、いつも抱きしめてくれて。
それが、とてつもなく安心............するの。
でも、それと同時に今は切なくなる。
私だけを抱きしめて欲しいって。
壱くんを、〝独り占めしたい〟って。
壱くんの、〝1番になりたい〟って。
キミに、気持ちを伝えたい....................
最初のコメントを投稿しよう!