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気持ちが溢れ出して止まらなくて。
「っ、いち、くんっ、すき」
気づいた時には、その言葉が漏れていた。
「ん。知ってる仁乃の1番は俺だもんね」
壱くんには、伝わってるのかな.........?
〝幼なじみ〟としてじゃない.........って。
「っいち、くん、幼なじみじゃなくって......
キミの1番になりたい。...............の」
壱くんに、伝わって欲しい。
そう思いながら、
壱くんの服をそっと握れば。
「んっ......」
時間にして、たぶん2〜3秒。
優しい口づけが落ちてきた。
「はぁぁぁーーー、まさか、
仁乃に、先に言われるとは思わなかった」
壱くんはそう言うと、
私をぎゅーっと抱きしめてくれて。
今度は、私の額に口づけをした。
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