短い前書き(できれば読んでもらいたい)

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短い前書き(できれば読んでもらいたい)

 初めましての方も、お久しぶりですの方も、数ある作品の中から紅月の作品を選んでいただきありがとうございます。  魔法使いと人間が共存する世界にて、初恋のナキ、そして出会う人々のおかげで、十年間に渡るの心の枷から解放された主人公のユタナが、笑顔と人生を取り戻していく物語。社会派要素を含むいままでにないファンタジー小説―――  あらすじにも書きましたが、死を題材にしながらも、生きることに焦点を当てた作品です。いま落ち込んでいる方も、最後には元気を取り戻していただけるような内容です。命をテーマとした作品を書いた理由は、コロナ発生以降いじめによる自殺や、オーバードーズ、不登校、社会人の自殺も増えているので、生きづらい今の時代に必要だと思うからです。  きっと誰もが幸せになることができる。生きていればいつか良いことがある。流行も素敵ですが人の心に寄り添った優しい作品があってもいいんじゃないか、そんな思いで書きました。ギャグなどは一切なしの真面目な恋愛要素強めのヒューマンドラマ(文芸)。異世界が舞台のファンタジー小説なので、十代の学生でも入っていきやすいと思います。もし、人生に躓くことがあったらこの小説を思い出してほしい。  深い孤独の中にいる主人公の心情の変化を表しているので、少年と出会うまでは心の闇を感じる場面があります。  恋愛、夢、いじめ、自殺、家庭環境、精神疾患、医療、突然の死や病(ペットの死を含め)、愛する人との死別、災害(ドラゴン被害)、日本は災害が多いので災害後の復興作業、など、異世界を舞台としながら現実世界を反映させています。  末期癌(スキルス性)で実際の最期には注射を打ちましたが、この物語では魔法を使います。私の祖母も同じ亡くなり方をしました。モフモル(保護犬をイメージ)の病気の流れも脾臓の癌で死んだ私の愛犬と同じです。  ちなみに、魔女と人間が共存する世界を描いた『魔女の宅急便』のようなファンタジーが好きな方はもちろん、恋愛やヒューマンドラマを好む方にも読んでいただける内容です。  物語の中に神という言葉が出てきますが、私は宗教家ではありません。ですが目に見えない存在はいると思います。  では本編をどうぞ。
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