第50章 命名披露!!

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「ステーキのお肉も、その時によって変わるらしいし」 「ウンウン」 光莉は軽く受け流して黙々と食べている。絶対聞いてないね。私はゆっくりステーキのお肉を咀嚼して、肉汁を味わっている。 「はあっ。美味しい…!今まで食べたどのステーキより、おいしく感じるわ」 「聖香ちゃん。そうね。そうよね。頑張ったからこその、ご褒美だもの」 「お義母さんは、光莉の時と大地の時と、両方お肉料理にしたの?」 「うん。お肉最強!」 満面の笑顔でお義母さんは即答して、私は「ふふっ」と笑ってしまった。ステーキの焼き加減はミディアムレアに近い。他の一品料理はアスパラ、ほうれん草、ポテトに金時豆、ほかにも色々、少しずつ入っている。どれを食べても美味しいし、見ても楽しめる。 そうして、私と光莉は食べ終わり、光莉はベッドに仰向けに倒れてお腹を摩って、 「余は満足じゃあっ」 と偉そう。でも満足そうな顔でニヤニヤしっぱなしだ。私もお腹を摩って、 「ご馳走様でした。かなり満腹!!運動したいわ」 と言うと、光莉も「分かるぅ!」と言って顔をあげて、私たちは笑い合っていると、そこにドアがノックされて咲也くんがやってきた。 「あ、食べ終わった?ステーキ御膳見たかったなぁ。いいなぁ」 「あ、写メ撮ったから送るわよ、咲也くん」 「お義母さん、サンキュー!」 スーツ姿も咲也くんは、ニコッと笑ってネクタイを緩めながら光莉のベッドに歩み寄り、光莉の顔を上から覗き込んでいる。 「食べてすぐ寝ると……」 「豚になるんだっけ?牛になるんだっけ」 「いや。どっちも違うかも。太るってだけ」 咲也くんは目を細めて微笑みながら言うと、光莉は「いいもーん」と言って笑っている。
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