5人が本棚に入れています
本棚に追加
「この宇宙人と!?」
私は思わず叫んだ。
「私に聞かせたくない話があるってわけ? そんなのダメよ。私はあなたの妻になる女よ!?」
宇宙人に向き直ると言った。
「わかります? 私はこの人の妻になるの。妻。奥さん。Do you understand? 要するに一心同体なの。だからあんたがこの人に何かするっていうのなら、それは私に害を成すこととイコールであると心得なさい!」
そう。夢。これはどうせ夢だ。夢だから自然と気が大きくなる。こんな宇宙人、この私が成敗してくれるわ!
「何を企んでいるのか白状しなさい。このクソッタレ! 私が相手になるわよ!」
「…あっ、はっはっは……」
宇宙人は額に手を当てると破顔大笑した。
最初のコメントを投稿しよう!