1576人が本棚に入れています
本棚に追加
久住に抱きしめられ、肌を打つ微細なシャワーの刺激だけで、ペニスは腹につくほど反り返っている。
久住の大きな手のひらが、多希のものを双球ごと揉みしだいた。
「あぁっ、あ……あ」
久住に思いを馳せながら、自分で処理をしたことが脳裏に蘇る。
久住に抱かれて以来、その感触を他人で上書きしたくなくて、多希は一人で夜ごと高ぶる熱を慰めていたのだ。
そんな事情など、久住はきっと知らないのだろう。
耳元に唇を寄せると、久住は多希の願望をそのまま囁いた。
「先生のここ、後で舐めさせてくださいね」
「んん……!」
首から下はボディーソープを纏わせた久住の手が這い回り、多希の身体は隅々まで綺麗にされた。
それこそ、久住の指が届いていないところがないくらいに。
生殺しのような快感ばかりがずっと身体に残り続け、多希は移動したベッドの上で、はしたなく両足を広げた。
久住は多希の股の間へ陣取り、何度もキスを降らせる。
「くすみさ……」
「どうしたんですか?」
「あ……さっき、なめて、くれるって」
「はい。すみません。焦らすと先生がすごくしてほしそうな顔をしていたので。楽しんでました」
正直な久住は多希に悪びれもなくそう言うと、頭を下肢へと沈めた。
最初のコメントを投稿しよう!