Lesson.4

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「受け身のほうが辛いと聞きます。俺の下準備で由衣濱先生が怪我をしないか心配で」 「……そんなの、今さらじゃないですか? 初めてのときはちゃんと気持ちよかったし……」 「あ……あれは、酒が入っていたので」 「じゃあ何ですか。酔ってないと俺を抱けないんですか? 久住さんは」 久住は即座に多希の言葉を否定する。 再び指が宛てがわれ、多希は息を詰めた。 「抱きたいですよ。ずっと」 「あっ……あ」 その指で内側を撫でてほしかった。久住の指が肉襞を掻き分ける。 ゆっくりとマッサージをするみたいに丁寧に慣らされて、生殺しのような状態だ。 「だい、じょうぶ……だから。して、お願い……」 「せ、先生。腰を揺らしてはダメです。痛くないようにしますから」 「ちが……いたくないから、して」 久住は気難しそうな顔をして、おそるおそる指を足した。 だが、それでももどかしく、多希はほとんど動かさない久住の指に焦れて、腰を振った。 「あ、ん……っ。おねがい、ずぼずぼしてっ……。あっ、あぁ、あ……」 自ら腰を動かして、一番感じる場所に久住の指を誘導する。 そうして指の腹が多希の前立腺を掠めると、多希は身体をびくつかせた。 一際反応があった場所だと、久住も勘付いたようだった。
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