Lesson.4

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内側の膨らみを何度も撫でられ、限界が近くなる。 「あぁっ、あ……そこ……すきぃ……。あっ、だめ、だめ……っ」 「えっ……ダメなんですか?」 ずる……と指が一気に抜かれ、多希は素で「え?」と返してしまった。 多希の身体にのしかかっていた重みがなくなり、すっと軽くなる。 「す……すみません! ゆっくり丁寧に、心掛けます」 「いや、あの。えっと……あのですね。久住さん」 本当にそんなペースでやっていたら夜が明けてしまいそうだ。 馬鹿真面目なだけで、久住には悪気も悪意も、多希を辱めようとしている気はないのだ。 それが余計に恨めしい。 「ダメって俺が言っても続けてください……。ち、ちゃんと気持ちいいってことなので」 何故こんなことまで教えないといけないのだろうか。 今にもメモを取り出しそうな久住の反応を見るに、分かっててわざとやっているわけではないようだ。 そして、色気のない会話を挟んでも、多希の身体はずっと昂ぶったままだった。 「分かりました。今から……三本入れますね」 「ん……! あ、あっ、あぁっ」 駆け引きという言葉を知らない男は、多希の気持ちいいところだけを執拗に攻める。 前立腺を捉えられ、一瞬で絶頂まで導かれ、多希は「だめ……」と戯言のように繰り返した。
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