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トイレの中で
皆さんはトイレの花子さんをご存知だろうか。ほとんどの人が知っていると思う。トイレの花子さんの話が、噂になっているある学校があったのだ。その学校は、特に変わったことはなく、普通科だけである。普通科だからこそトイレの花子さんの話が噂になっているのかもしれない。だがそんな中ある生徒たちが会いたいと言っている。
「私はトイレの花子さんに会いたいな」
「なんで?」
「だってさー都市伝説だけど、結構信じれるんだよね」
「私は全然信じられない」
「私も」
「えー。でも一回行ってみようよ」
「別にいいよ」
「ちょっと怖いんけど、、、、行ってみようよ」
「よっしゃ~」
「いつ見に行くの?」
「休み時間でいいんじゃない?」
「だめだよ。先生に怒られるかもしてないし」
「そうだよ。時間も休み時間だったら限られてるし」
「じゃあ今日の放課後はどう?」
「そうしよう」
「そうだね。それなら自由だ」
「じゃあ今日の放課後に!」
「ばいばい」
「また後で」
〜放課後〜
「ちょっと早く来すぎたかな?まあいっか」
「おーい」
「あっきた」
「おまたせ。ってまだ来てないの?」
「そうだよ」
「いっつもおそいよね」
〜10分後〜
「あっごめん」
「もうおそいよ」
「10分も待ったよ」
「私なんか15分」
「ごめんごめん」
「もうほんとに」
「じゃあ仕切り直して」
「GO」
〜トイレ〜
「いよいよだよ」
「そうだね」
「なんか怖くなってきた」
「私もだよ」
「じゃあこうしよう。花子さんがいるところじゃなくてその隣のトイレに行ってみようよ」
「OK」
「じゃあ開けるよ」
「せ〜の」
「あれなんで?」
「花子さんの部屋じゃないのに」
「あっもしかして、一回聞いたことがあるんだけど、もしかしたら花子さんの妹じゃないかな?」
「そうかもね」
「確かに、噂よりも身長も低いし」
「確かに」
「あなた達は誰?」
「この学校の生徒です」
「そうなんだ」
「わたしとあそぼ」
「いいよ」
「私かくれんぼがしたいんだ」
「いいよ」
「鬼を決めよう」
「鬼やりたい人」
「はい」
「じゃあ鬼ね」
「やり方は分かる?」
「わかるよ」
「じゃあ始めよう」
「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10」
「もういいかい?」
「まーだだよ」
「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10」
「もういいかい?」
「もういいよ」
「よしじゃあ探すぞ」
〜茂みの中で〜
「なんか不気味じゃない?」
「そうだよね」
「このさいにげようよ」
「うん。私早く逃げたい」
「そうしよう」
「あっ、まって」
「どうしたの?」
「ほらみて。あそこにいる」
「ほんとだ」
「慎重に慎重に」
「あれ〜どこにいるのかな?」
「はははははははははははははははははは」
「こわっ」
「逃げよう!」
「あっいたー」
「かくれんぼは逃げたらだめだよ」
「逃げろ〜」
「つかまえた」
「じゃあばいばい」
ヒュー
「真っ暗だね」
「きた!」
花子さんの妹にあったら殺されてしまう。
3人はもうこの世にはいない。
また次回で
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