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あの店の男性に依頼をしたのは私だ。
あの爺さんは、毎日スーパーに来ては女性店員のお尻を触っていた。
客商売だし、田舎で昔からの常連客だから大事には出来なかった。
爺さんは自分よりいかつい相手には歯向かわないくせに、立場が弱い相手には強く出るタイプの最低な人間だった。
若い女性店員はセクハラに耐えられずに辞めてしまうし、この町全体が町ぐるみで|それを許容するという最悪な構図が成り立っていた。
私も若い頃は散々な目に遭ったから、今の若い子達に同じ思いをしてほしくない。
「あの爺さん、キャバ孃に興味ないって顔しながらずっと私の太ももを触ってたわ。気色悪いったら!」
「キャバクラよりも風俗の方がお好みだったらしいからね。年金が入る度に街に繰り出してたんだって。YouTubeの広告料が入るようになってからはもっと派手になったみたいよ」
「そういえば、物置にボールをぶつけてた中学生2人、真理ちゃんが顔を出したら道路に飛び出して怪我しちゃったんだって?」
「そうなんです、捻挫しちゃったみたいで」
あの後、店の男性に頼み込み、事故で亡くなったはずの中学生2人が「軽い怪我を負っただけ」の世界線に変えてもらった。
中学生2人も反省していたし、中学生2人の保護者も丁寧に謝罪もしてくれたし、何よりあの子達には明るい未来が待っている。
私はというと、最近のコラボが切っ掛けで和三盆チャンネルの月餅(53)とステディな関係になり、久し振りの恋愛を楽しんでいる。
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