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鈴葉を丁寧にベッドへと下ろし座らせるとまず上に着ていた薄い水色のカーディガンを脱がせた。そして次に白いシャツのボタンを上から一つ一つまるで焦らすかのような手つきでゆっくりと外していくとベビーピンクのキャミソールが見えてシャツに続いてそれも脱がせた。
───わぁっ、、久保山君とこんな事してるよ私。キャミソールも取られちゃったからブラが丸見え。顔が熱いっ。
カーテンは半分レースが掛かっておりそこから夜の街灯やマンションの明かりが暗い部屋に入ってくるだけだったがそれでも顔や物は認識出来る程に明るかった。
バッッ。
「は?何だよ。」
「顔が…大変な事になってまして。」
鈴葉は両手で自分の赤く染め上がった顔を隼人に見られない様に隠す。
「無駄~。」
からかわれグイッとその手を開かれてしまう。そして次の瞬間体をそっと押し倒されると背中にシーツがヒヤリと触れた。
「う…んっ…ん、はぁ…、、」
寝かせられたと思いきやまたキスの嵐が待ち受けていた。
「ふふっ。鈴葉こんなキス上手いんだ。」
「えっ!?う、上手くないよ別に。久保山君に合わせてるだけだからっ。」
───久保山君こそチャラ男だけにこういう事となると手慣れてると言うか…上手いよ。友達の私に対してこんな優しいキスしてくれるなんて…他の子なら勘違いしてる所だよ。弘道さんみたいな優しいキス。思い出しちゃうからもっと乱暴でも構わないのに…。
「それにさっき呑んだジンライムの爽やかな香りがまだ口から漂ってくる。」
「あぁぁ…。十杯も続けて呑めばライム臭くもなるよ。申し訳ない。」
チュッ。
───!?
いきなり頬にキスを落とす。
「自虐しないの。良い香りって褒めてるんだから。」
隼人は素直にそう言いながら自分の服を脱ぎ床に放った。初めて間近で見る筋肉質な隼人の体に目が当てられなくなる。
「ここからはもう止まらないよ?」
顔を覗き込む様にして鈴葉に聞く。
目を反らしたままコクリと頷いて見せた鈴葉の唇を細長い指でスライドするみたいに触れ首筋に舌を突き出しスウッと一閃を描くとビクッと鈴葉の体が反応した。
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