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真実
「三好政夫は初めから三好一郎を利用しようと考えていたんだ。自分の夢の為に息子を犠牲にしようとする親たぶん政夫は昔から父親の事を憎んでいたんだろう。
そして父親は政夫の事には関心がなかったそう我々は思い込んでいたんだ。道具にしか思ってなかったんだろうとね。
よく考えたら十年前事件の関係者が【埼玉県立南高校】に集まっている。できすぎていると思わないか?これがもし?【埼玉県立南高校】に集められたとしたら?
政夫は人を動かして殺人事件を起こさせて本当に殺したい人物を自分で殺し自分の罪を被ってもらおうと計画したんだよ。
一郎の弟を殺したのもたぶん政夫だ。
この間まで我々は一郎がスクープをとってフリーのカメラマンになる為に政夫に殺害をさせそれを一郎がスクープ写真を撮っているそして、桜瞳と立花春美がそうするように一郎の背中を押したと思っていた。
でも、それを思い込まされていたとしたら?
本当は政夫が初めから殺人を繰り返すのが好きなサイコパスだとしたら?
木の葉の中に木の葉を隠したんだよ。
自分が無理やり父親の命令で殺人を繰り返している。虐待されてる可哀想な人間の振りを演じていたのさ。
それに殺害されたたくさんの生徒のことも気になっていたんだ。立ち入り禁止でテープまで貼っている学校にわざわざ殺害された生徒達は必ず学校で殺害されている誰かに呼び出されて学校で殺害されている。
この前まで無理やり一郎がそうするように政夫に言ったのだと思っていた。
でも一郎が政夫に殺害をさせようとしていたんじゃなかったんだよ。
一郎は父親として政夫の殺人を止めようとしていたんだよ。
確かに一郎は一流会社を辞めてフリーのカメラマンになる事が夢だった。
でも一流会社を辞める理由は他にあったのかもしれない。それに三人の遺体の側に落ちていたこれだよ。このたくさんの履歴書だ。
これはフリーのカメラマンだけじゃ食べていけない。一流会社を辞めて他の会社で働きながら政夫の大学資金を貯めようと思っていた証拠だよ。
我々はフリーのカメラマンになる為一郎は自分の息子に殺害をさせた。その殺害をさせるよう裏で糸を操っていたのが桜瞳と立花春美だと思っていた。
でも、違ったんだよ。二人の計画を何らかの理由で知った三好政夫がその計画を利用したんだ。
必ず三好政夫はここに戻ってくる何故なら今までの殺害現場にはいつも証拠は残ってなかった。でも今回は誰かに殺害現場を見られそうになって焦っていたんだろう。父親のポケットから何か落ちたのを見ておきながら逃げるしかなかったんだ」
「わかりました茂川刑事ここで待機しましょう」
小池 佐藤 入江刑事達は茂川と一緒に車の中で待機していた。必ず三好親子が来ると信じて〜。
しばらくすると見知らぬ男性が何かを探していた。「人を雇ったのか?証拠隠蔽の為に話を聞いてこよう」
茂川は話を聞く為車から降りた。
「済みません。何かお探しですか?警察です。
もしかして履歴書をお探し何じゃありませんか?」
見知らぬ男は言った。「はい実は〜高校生くらいの男の子に頼まれたんです。土手で生活している私達に食べ物をくれてね。その代わり探してほしいと頼まれまして」
茂川は「その高校生の男の子ってこの人物ですか?」茂川は写真をポケットから出し履歴書を探していた男に見せた。
男は言った「この男の子です。間違いあり
ません」
茂川は言った「そうですか。この少年はよく食べ物を渡しにあなた達のところに行くんですか?」
男は「はい、親子で来ます。少年の方はバイトを持ってきてくれますが、少年の親でしょうか?いつも、もう辞めようと注意をしています。そしてその事が原因でいつも大喧嘩してるんです。
「どんなバイトですか?」茂川は男に聞いた
「私達はいつもこの写真の少年が指示したところに行って綺麗に掃除する仕事が重ですが、中には危ない仕事だけど高収入だから引き受けたって人もいましたね。どんな仕事だったのか?わかりませんが」
「そうですか〜その掃除の場所というのは?」
「埼玉県立南高校です」
男は答えた。
更に茂川は聞いた
「その高校のこの場所ですか?」
茂川は更に校内の殺人が起きた場所の写真を見せた。「はいそうです」
男は答えた。「その時、遺体があったのは知っていましたよね?殺害の証拠隠蔽の掃除を頼まれていたんじゃないんですか?」
男は言った「私は今回が初めてです。でも他の土手の生活者はそういう人もいるかもしれません。
そういえば〜今日土手にあの親子が来る日です。
あの親子は月 水に来てくれて食べ物と仕事を与えてくれるんです」
茂川は言った。「何故あなたは仕事を今まで引き受けなかったんですか?」
男はお金をちらつかせてバイトを頼む三好政夫が怖かったと答えた。
四人は急いで男に教えてもらった。ホームレスが生活している土手に向かった。
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