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J side
『先輩、嘘でもいいんで、愛してください。』
「嘘って、ちゃんと愛したるから。」
『っ、ん、ちょ、はやいっ…♡』
心の底から俺を愛してくれてるのは知ってる。
でもそんなん、ただの言い訳。
『ぁ、ジュ、ン、好きっ、好き、!♡』
「ん、俺も。」
なんて、また嘘つく。
もうわかりきってるよ、リュウが嘘つく時。
“自分だけ溺れてる”時、嫌いやねん。
でも、
『先輩っ、ぁ、あいしてるぅ…♡』
消える瞬間のその顔、めっちゃ好きやねん。
なあ、このまま、俺の操り人形でおってな?
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