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Prologue
私は今日、命を落とす。
無実の罪に問われて、国民たちの前で、刑罰を受けるのだ。
場所は、母国のクグフィス国。
嫁いだ先のリエンア国からの、束の間の里帰りの間に起こった事件。
その犯人にされてしまった私は、最期に愛おしい人達の顔を見ることすら叶わないまま、無念の死を遂げる。
「 大罪人に、罰を 」
首にかけられたロープが締められ、足元の台が開かれていく。
そのまま重力に逆らうことすら出来ず、体は宙に浮いた。
「 シャーロット!!!!! 」
最期に聞こえたのは、この場所にあるはずのない、愛おしい人の声だった。
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