@.Nozomu

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「じゃ、そろそろ始める?いや俺さぁ、お前がクビになるのずっと待ってたんだよね…俺の嫁になるまでは絶対に抱かないって、決めてたから。マジで我慢したわ…褒めて欲しいよ、全世界の男達に」 何だかんだ、キス以上のことをすることは無かった私たちの関係。それは全部彼なりの優しさだったなんて知るはずもなかった私は…その衝撃の事実に胸を打たれた。 ─…本当に、この人と出会えてよかった。 『……あの、最後に一つだけいいですか?』 「まだ何かあんの?もういいだろ、後で、」 『いつから私のことを好きで居てくれたんですか?』 そんな重たい質問をぶつけたところで、天下の宍戸涼輝サマが答えてくれる訳もなく─… 「さぁな?そんなもん、自分で考えろ庶民」 そう言って身体を起こし、再び私のことを組み敷いた彼は怪しく笑って私の唇を塞いだ。 fin..
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