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@.Nozomu
「─…ごめん、別れて欲しい」
結婚式まであと1ヶ月…っとデコレーションされたカレンダーを背景に、"別れて欲しい"なんて言葉を告げられた私。
杉咲 望夢─…今年で22歳になり、この歳で結婚するのは私の人生の未来予想図で描いていたものだったので…本当に嬉しかったんだ。
望夢…なんて、男の子みたいな名前で…自分の名前がずっと嫌いだった私に、"素敵な名前だね、キミによく似合ってる"っと出会ったその日に言ってくれたのが今目の前にいる彼
高橋 恭二だった。
彼は私より5つ年上で、マッチングアプリで出会ったのがきっかけで1年ほど前からお付き合いしていた。
それからすぐにプロポーズされて、今日まで式の準備をしてきたし…"結婚したら家庭に入って欲しい"という彼の意見を尊重して、私は先月勤めていた医療事務の仕事を退職した。
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