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気になるあの子は宇宙人
ケイタは高校入学式の空気がどよめいていることを感じている。校長先生の挨拶の時に、とある女子が「あたしは宇宙人」と発言して、今も入学式がどよめいているのである。
ケイタはその子の横顔を見つめる。
かわいいけれども、宇宙人ってなんだろうとケイタは考える。
特別な一日の高校入学式は終わってケイタはクラスの中に居る。すると、さっきの宇宙人女子が話しかけて来る。
「あなたの名前はケイタでしょ? よろしくね。あたしはミエ」
「本当に宇宙人なのか?」
「ええ、そうだよ? ほら、窓の方を見て」
窓の外には宇宙船がフワフワ浮いている。ケイタはびっくりして何も言えない。
ミエは、うふふ、そう笑みを浮かべる。
「これからの高校生活、よろしくね。ケイタ」
こんなことあるのかよ。ケイタはそう思うと自然に笑顔になる。
ケイタとミエは笑顔である。
これからの高校生活が楽しみである。
終わり
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