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すっかりビビり倒して、チビリそうになった僕を匡が助けてくれた。
「じ、実は…」
双子がマスミン様を連れてくる前に、話しをしないと。
未だ震えてはいるけれど、頑張らねばっ!
こうして…匡だけではなく、晃も抱き込む事に成功っ!
晃と匡の言うには…
・後々、残る物は双子が許さない可能性が、超特大。
(大ですらないとかっ)
・食べ物は論外。
(四人と豊が作った食べ物意外、口に入れさせない主義になったから…
双子が、そう言っているらしい…)
二人の話を書き留めながら…
僕を含め、少なからず話しが聞こえているので。
隊員達は地の果てまで(それ位はあったと思う)、ドン引きしていた…
「双子達ってば、どんだけ?」
「「それな」」
もう、その言葉しか出ない。
溺愛120%どころか、振り切ってんじゃん…
「ん~、一月のさ、“アレ”あったじゃん?
あの時の双子の様子を直に俺達見てたからさ。
ミィちゃんのトラウマは、双子のトラウマだから」
晃の話に匡が当たり前の顔で同意。
「ホントそれ。俺、達也が無事で、ホッとしたもんな」
「そうそう」
今度は匡の話に晃が当たり前の顔で同意。
「「え゛?」」
二人の話に僕達は固まった。
いやいや、何だって、そぉぉん、な…
当たり前な顔して言える訳?
あの、事件のアレ、は…
犯人側は皆、両手足折られたか、脊椎折られたかして。
“再起不能”になったんだけど…
「アレで、『ホッとした』と?」
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