猛勉強中!? ~ 真澄目線 ~

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…翌日、お昼ご飯を食べていると、美香お姉さんからLINEが。 「お勉強の成果は、如何かしら?」って。 物凄く、楽しそうに… うぅ…相談に乗ってくれているのだから… 赤裸々すぎて、恥ずかしいのだけど。 昨日の事を話す事にした… 「うひゃひゃひゃwww さいっこうっwww」 「ひぃ!?」 返ってきたメッセージで… 如何にお姉さんが、要さんの反応を凄まじく(!?) 面白がっているのかが、分かっちゃって。 「大変、良く出来ました! この調子で頑張ってね! 華にも報告しておくわ!」 …私…やっちゃいましたかね… クールな要さんのイメージを、恐ろしく、損ねた感が… 何だか、申し訳なくなってきたよ… そう思いながら、向かいでお弁当を食べている要さんを見た。 「有象無象が想像した、イメージなんて。 そんなものの価値は、塵芥に過ぎないよ。 一番、肝心なのは…」 うぅ…やっぱり、ダダ漏れしちゃってましたか… 要さんは言葉を敢えて切って、お箸を置いた。 そのまま立ち上がって、私の隣に移動して座る。 そうして軽々と、私を抱え上げて足の間へ。 「ミィが俺を“選んで”くれた事だから」 耳に息を吹きかけ(絶対ワザとしていると思う)て、喋るから。 背中がゾクゾクして、身体が震えちゃうよ… 「っ…っっ…」 変な声が勝手に出ちゃうから、両手で口を塞いだ。 「声が出るのは気持ち良いからだよ。 正常な反応だから、はい、どけて」 「さて、本日の“お勉強”をしようか?」 要さんの声のトーンが下がって、首の後ろを軽く噛まれた。 「獣化して…」
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