猛勉強中!? ~ 真澄目線 ~

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ゾクゾクと身体の震えが、止まらない。 思考する余裕なんて、全く無くて… 唯々、意図しない声を漏らしながら、言われるまま獣化。 「この時の方がね、もっと気持ち良いらしいよ? 今日は、その勉強をしようね」 片手が太腿を撫でて、もう片方の手が兎の耳を(くすぐ)ってくる。 「…ど、して?こ、え…」 「ん?」 こういう時に、要さんの声が低くなるのは何故? って、聞きたいのに。 途切れ途切れになって、全然、上手く喋る事が出来ないよ… 「興奮しているから、低くなるんだ」 「こ、ふ…ん?…ひぁぁっっ!?」 答えるなり後ろ首を又、噛まれてギュッと抱き締められた。 そうされたら目の前がチカチカして… 身体が物凄く震えちゃって、叫んじゃうとか!? しかも、脱力感が半端ないのですが… 「へぇ…コレだけでイクんだ…」 「へ!?」 要さんは震え交じりの声で、私の肩に頬擦り。 じゃなくて、そ、その言葉がっ。 今のが、その、例の? 頭はフラつくのだけど… ショッキングな話のお陰で、意識を失わずに済みました! 「教科書で女の子が身体を痙攣させて。 『イク』って言ってたでしょ? 良く出来たね、イイコ」 要さんは満足そうに頭を撫でてくれるけれど。 …敢えて“教科書”って言うあたりが… これからの事が想像されて、色々と… 「俺は虎だからね、合宿で見たでしょ? 闘いで気が昂ぶって唸り声を出したのを」 獣化して司さんと闘った、あの時の事ね? 「確かに、そうでした」 「ミィに色々したくて、興奮して大変だよ…」 グッ、と大きな手がウエストに添えられて。
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