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◆ざっくり登場人物紹介
エブリスタでは番外編や前日/後日譚などの隙間エピソードのみ公開していますので、とりいそぎ作成してみました。適宜整理してゆきます。
※ 2023/04/06 公開ページを移動しました
近日イラスト付きでアップデート予定です📝
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【烏丸 小夜 (からすま さよ)】※イメージ画あり
⬛︎外見:小柄で童顔、大人しそうでおぼこい。泣きぼくろがチャームポイント
本編『モガの葬列』主人公。資産家の令嬢で世間知らずのおっとりした性格。大抵のことでは驚かず受け入れてしまう。車を使わずうろちょろしがち。
5歳の頃に病気で母を亡くし、歳の離れた兄は出奔している。父とは同居だが多忙なためあまり顔を合わせることがない。むしろ帰ってくるとちょっと気を遣ってしまう…
ピンチに陥ると見かけによらず勇ましい一面をみせる。
高等師範学校に在籍。作中一番プレーンな性格と外見をしている。
【藤堂 恭 (とうどう たかし)】※イメージ画あり
⬛︎外見:長身、目や髪の色素が薄いエキゾチックな男前。脚が長い
小夜の幼馴染・無愛想な書生。帝大法学部に在籍する秀才。旦那様に届くドイツ語、ポルトガル語の翻訳をバイトにしている。
元捨て子で6歳までは長崎にいた。苗字は義父である司祭のもの。7歳から烏丸家の書生長屋に住んでいる。(混血の可能性高)
誰に対してもぶっきらぼうで口が悪く融通がきかない。また生来短気な江戸っ子気質で案外義理堅い。
水銀先生、都司、慈兵衛が相手だとよく喋る。度を超えた万年食べ盛りなのにスタイルが良く、特に脚が長いのでスラックスの丈がなかなか合わず袴派。
【水銀 宗介 (みずかね 宗介)】※イメージ画あり
⬛︎外見:癖のある黒髪で一番色白。端正な顔立ちだが眼鏡と猫背が残念。気を抜くと痩せる
通称:先生、本編『医者の紙花』主人公。
烏丸家の住み込み専属医。頼まれると嫌と言えない性格で、病院を持たず旦那様こと夕作の秘書を兼業しており肩書きは医者ではない。なので先生はあだ名のようなもの。
旦那様から何かと面倒ごとを押し付けられており、ついには侯爵家から戴いたシクラメンまで家に置いていかれた。
手や腕が異様に綺麗。小夜の兄・朝日と同い年の32歳だが顔がずっと若いまま。常に寝不足で食が細い。なお、食べられないごはんは恭へ横流す。
座右の銘は『神様の言う通り』。
【本山 慈兵衛 (もとやま じへえ)】※イメージ画あり
⬛︎外見:身長は六尺三寸、軍隊上がりの恵体。髪は白髪混じり、顔立ちは歳の割に若め、ワイルドな男前。顔の左側に向こう傷が2本ある
庭師兼用心棒。豪放磊落な江戸っ子である一方のんびり包容力のある振る舞いをすることも。
元陸軍で軍曹として日露戦争に出兵した。泥酔すると絡み酒軍曹になるし、刈込鋏を鉄砲持ちする癖が抜けない。
戦死した部下の娘二人を引き取っていたため屋敷では唯一の通い。声が大きく低いのでよく通る。小夜を小学生くらいの感覚で扱う。
戦死した都司くんの兄は彼の部下だった。(二人に面識はなくその事を知らない)
【村田 園 (むらた その)】
■外見:長身でスタイルの良い美人。加えてお洒落のセンスも良い
女中兼用心棒。通称:お園さん。男勝りでちょっとガサツ。面倒見がよく小夜にとっては姉のような存在。元は吉原の髪結だった。年齢は35歳だが見た目は-10歳くらい。何かにつけ生意気な恭を目の敵にしている。
中性的な美しい男性がタイプ、手腕フェチで注射器を持つ水銀先生の腕を肴に酒が飲める。長いこと片思いの相手がいる。
屋敷に来た頃は読み書きができなかったが、今は遅いながら雑誌を読めるくらいになった。『青鞜』を超絶ゆっくり読む。
素手喧嘩がとにかく強いので旦那様が直々にスカウト。左利き、煙草の銘柄はカメリヤ。
【菊川 葵 (きくかわ あおい)】※イメージ画あり
■外見:おしょうゆ顔。中背ややがっちり体型。モボ風の装いが好き
慶應に通う書生、神戸っ子。小夜の父・夕作の取引先の息子でその手腕に憧れ烏丸家に下宿。気の強い女性が好きでお園さんがどストライクと話し「狂犬だろ」と恭に謗られた。柔道黒帯のため慈兵衛さん、お園さんと共にボディガードのお仕事をすることもあるがたぶんお園さんの方が強い。
お洒落で恭に洋服を貸したりもするが「ズボンの丈が短い」と短足扱いされる何となくコメディリリーフ的存在。最近は悪役令嬢風のガールフレンドができた。愛称は葵坊。
【烏丸 夕作 (からすま ゆうさく)】
■外見:お髭が素敵な美中年。外国製のスーツが大好き。元華族の品格
小夜の父で何かとお騒がせな旦那様。父・宵一(祖父)の代で没落した元華族。貿易会社を営んでおり国内外を飛び回る生活のため小夜とはずっとすれ違い。極度の愛妻家だった。
明朗快活な小夜の兄・朝日とは絶縁状態、当てつけのように『優秀だが性格に難のある見た目の良い書生』を集めるおかしな状況になった。
妻が亡くなり、男女問わず美しいものを偏愛するようになった。
水銀先生とは過去色々あり愛憎渦巻く感じ。男は触るが女は触らないのでたぶん男色だろうな…と小夜を含む周囲から思われている。真相は──
【霧島 誠 (きりしま まこと)】※イメージ画あり
■外見:六尺一寸、ハンサム顔。ちょっぴり日焼け、髪が硬くて長め。八重歯がチャーミング
帝国海軍少尉。父は中将・侯爵(武勲)の名家の次男坊。顔も中身も似ている兄、姉、弟がいる。
呑気なお人好しで天然のためあまり軍人に向いていない。
猫舌かつお子ちゃま舌で甘いものが大好き。『モガの葬列』7話で小夜に一目惚れした。
年下の部下・鹿島軍曹からスパルタ教育をされていて威厳はないが仲は良い。(しましまコンビ)
やたらと明るく例え話のクセがつよい。
※海軍兵学校スピンオフ:
https://estar.jp/novels/26091005
【都司 柊二(つじ しゅうじ)】
■外見:色白で目元の涼しい端正な顔立ち。サラサラ黒髪七三。身長は五尺九寸の長身痩躯
帝大に通っていた恭の学友。家業との兼ね合いで中退(本編6話)したが今でも頻繁に会う仲良し。
いまは吉原第二の大籬『菊清』の楼主。
日露戦争で年の離れた兄を亡くしていて、彼の人生に大きな影を落としている。煙草は敷島。
女あしらいが上手く恭をして「人誑し」と言わしめる曲者。アンニュイな独特の色気がある。
その本質は非常に清廉で親切。感受性が強く皮肉屋な一面があるが一貫して優しい。オペラが好き。小夜のことが気になる。
【鈴鹿 鸚助(すずか おうすけ)】
■外見:口が少し大きめの甘いマスク。肩まである赤毛の長髪、孔雀緑の着物など派手好み
雑誌や新聞に記事が乗るほどの人気絵師。題材は美少女だが、都司くんとはビジネスパートナーで遊郭『菊清』を根城にしている。普段は不遜な東京弁風の話し方をするが、気が緩むと土佐弁。何かとポンコツな上に色好み、しかし芸術には全力という生粋のキリギリス体質。
お園さんの髪結時代の知人で、手を出そうとして足の骨を折られた。でもまだ愛しちゅうツワモノ。
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