百物語

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「ふーーー」  大きな息が吹きかけられ、最後の灯が消えた。  丑三つ時と重なる。  漆黒の闇。  水を打ったような静けさ。  誰もが息をのんだ。  何分経っただろう。  なーんだ、何も起こらないじゃないの。
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