百物語

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 あ…  何か…気配を感じる…  私の背後に何かが…いる…?  怖い…でも…見たい  怖いもの見たさに私は恐る恐る肩越しに振り返った。  あっ…  白く、フワフワしたものが…  何あれ、もしかして、幽、霊?  怖っ  私は一度正面を向いて、目を閉じた。  そして再び見返した。  まだある…  目を懲らして見る。  あれ?  それは、かすかな月の光。  カーテンの僅かな隙間から射し込んでいた。  な~んだ
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