プロローグ

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プロローグ

「あー|死ぬのやだな」 (こう)は思った。そんな遠い日のことを。 いつものように学校へ行き教科書で隠しながら昼寝を楽しんでいると声が聞こえた。先生かと思い慌てて起き上がるとそこには先生はいなかった。 また聞こえたかと思うとこんなことを話し始めた 「私は異世界つまりファンタジーワールドを(おさ)める神ファウルだ。お前は神に選ばれしものつまりファンタジーワールドの主人公だ。」 幸は訳が分からず黙っていた 神は再び話し出した 「お前は主人公だ!それによりお前の寿命が尽きるまで死ぬことはない。だがお前はファンタジーワールドの主人公だリアルワールドにいてはならぬ」 幸は夢だと信じたかった。だがその恐ろしく鳥肌が立つような声は夢だとは思えなかった。 そう思った瞬間幸は、見知らぬジャングルのような場所にいた。 「ここはどこだ?」 幸は言った。 幸はここがどこなのか探りながらさっきの言葉のことをずっと考えていた。 しばらく歩いていると足音が聞こえてきた。とても人間とは思えないくらいの大きな足音だ。 近づいてきてる?幸は思った。 その足音の後のことは覚えてはいなかった。
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