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具材を切りながら、僕は鍋バトルの説明を受けた。僕は光の勢力、ミヤさんは闇の勢力に決まった。バトルを主に左右するのは、僕たち使役者による具材のコントロールらしい。
「具材をコントロール……って、どうやるんですか?」
僕はえのきをほぐしながらミヤさんに尋ねる。
「学生のときに幻想生物学の実習でテレパシーとか催眠使ったよね? あれと同じ要領。鍋世界の中では具材も意思を持つから、そういう魔法が利くんだ」
基本的な魔法でなんとかなるなら、やってもいいかな。僕は乗り気になってきた。
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