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「シロウ! シロウ! どこにいるの?!」
あたしは、シロウを呼んだ。
いつもなら、飛びついて迎えてくれるシロウが、どこにもいない。
「だから、オレがそのシロウなんだって!」
桐島課長は、必死に言った。
桐島課長は、社内でも有名なやり手の課長だ。
数か国の外国語に堪能で、身長は180センチ越え。
仕事の出来るハイスペックなイケメン上司である。
ちょっと、冷たい感じのツンデレイケメン具合がいい、と女子社員にも一番人気だ。
あたしも、実は、好きだった。
だが、しかし、この状況は何だ?!
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