超絶普通の春の日だけど
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俺はおずおずと腕を伸ばすと、百合をそっと抱き締めた。小さな体は柔らかくて、じんわりと百合の温もりが伝わってくる。十年以上の付き合いなのに、たった今初めて知った百合の感触。 (こんな新しい発見が、これからもいっぱいあるんだろうな) 柔らかな風が吹いて、木々の葉を優しく揺らした。暖かな陽光が降り注ぐ、ごくありふれた春の日。 俺たちにとっては、特別な始まりの日。
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