4. 危機

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* そんな二人の姿を、少し離れた場所から眺めている人物がいた。 「…I envy you.」 (…悔しい) その人物はそう呟くと、まだ人影がまばらなパブのテラスから智樹と彩が仲良く赤い二階建てバスに乗り込む姿を苦しそうな眼差しで見送った後、静かに去っていった。
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