1. 危険の前触れ

8/8
前へ
/38ページ
次へ
駐車場代わりに使用している庭に出るとそこには人の気配はなかった。 自分の愛車であるモーリスと、母の車であるプリウスが置いてあるだけだった。 「…猫か、何かか?」 和樹はそう呟くと、ふと外の空気に寒気を感じ家の中へと入った。 少し離れた生垣から和樹の姿を眺めていたその人物は、和樹が家に入っていったのを確認すると、その場を去っていった。  
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加