はじめに

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はじめに

 生きているのが辛い人に読んで欲しい。  良いことなんてまだないかも知れないけど、生きていると良かったってことがたまにある。  異論は認める。だから僕の異論も認めてくれ。それがフェアってもんだ。アンフェアな世の中に、どれだけフェアがあるのか。こんなにお手軽に手に入るなら良いだろう?  不幸自慢をする気はないし、読む人が鬱になるのも本意ではない。だから、そこそこヘヴィーな体験をライトでポップに綴っていきたい。時系列ではなく、思ったことを書いていく。  小説を書くことは、人生の伏線回収をすることだ。なぜそうなったのか。或いは違う世界線があったら、どうなっていたのか。  『はじめにの最後に』敢えて言っておく。居場所が見つかり、生きる希望が湧いてきても油断するな。良いことって麻薬みたいなものだから。 b7c3a015-a40a-471a-b651-d2f1705ed2e9
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