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「確かにカオリの言う通りかもしれない。でも、もしそれだったら、どうしてストレスが爆発する前に私のところに来てくれなかったんだろう……私、トモヤの為なら何でもするのに……うんと優しくするのに……こんな……トモヤが可哀想……」
言いながら、また私は涙が溢れてきました。そんな様子の私にカオリは、
「もう、人が見てるよ、みっともないなあ……」
と苦笑して、手に持っていた自分のバックの中からハンカチを取り出し、私の涙を拭ってくれました。そして、私の両肩に手を掛けると、優しい笑みを浮かべて言いました。
「とにかくさ、これ以上は私が口を挟む余地は無いみたいだからさ、後は彼氏と二人で話し合ってみな。カバンも届けなくちゃならないんだし。とにかく、彼氏のアパートに行ってみなよ、ねっ」
私は、子供のようにコクンと頷きました。
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