オレは透明になりたいんだよ

「透明になりたい」と願う、ひとりの漫才師のお話です。

紫鳥コウ

13分 (7,739文字)
一生を捧げたいと思える仕事を失ってしまうことへの恐れは、おそろしいほどに切実なものだと思います。

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あらすじ

 芸歴十三年目の漫才師である中根来哲二は、自分の本音を、後輩芸人のユウにしか話すことはない。ひとを傷つけてしまうことを極端に恐れ、「透明になりたい」という比喩を用いて、自分の目指したい“芸人としての姿

感想・レビュー 1

漫才師の悲哀が描かれた作品

こんにちは。拝読させていただきました。最初はお笑いのネタ探しの小説なのかな、と思いましたが、啓二さんの内面を深く掘り下げた作品なのだなと思いました。お笑いに人生をささげることはこんなにも大変なのか、と
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