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挙句の果てには「いただきます」も「ごちそうさま」も手を合わせてやってるし、その上、食べこぼしもほぼすることなく使ったスプーン(今回はスプーンだった)だけはシンクに背伸びして投げ入れた後に横に掻けてあるタオルで顔と手を拭いてからクルリとコチラ寝室に向かって来ますよっと。
慌てて布団に横たわり寝たふりする私の足元で丸まって寝る息子。
(私は今まで、子供がワケワカランな所で寝てるのは寝相が悪いせいだと思ってたんだ…)
でも、本当は「鬼の居ぬ間に…」的な個人の時間を満喫していたんだね?
そーか、そーか…へぇ?
普段あんなに歩かないのも喋らないのもアーンしてあげても食べこぼしまくるのも「赤ちゃんのフリ」してたってことなんですかね…?
ねぇねぇ、息子さんよぉ…アンタ人生何週目?
シーンとした部屋の静けさの中で、ゾワッとした。
、
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