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住めない地球
20×5年
2022年2月24日にシロアがクウライナに攻め込んだ戦争。案外すぐに終わるのではないかと多数の人が考えていたのだが、戦況は思わぬ長さで続いた。
20×3年ついにシロアが小規模爆発の核爆弾をクウライナに対して使い、それが隣国にそれて落ちてしまったことから、それをきっかけに各国で核爆弾をシロアに向かって打った。
シロアは対抗して核爆弾を打ってきた各国に向けて打った。
地球は廃墟の星となった。
2040年にはすでに月にはドーム型の人間が住むための住居が完備されていて、シロアが最初に小規模の核爆弾を使った後、すぐに各国は月面のドームに避難を始めた。
避難が間に合わなかった人々は放射能で亡くなるか、核爆弾の届かなかった、人がとても少ないところに避難して放射能を浴びながらもなんとか生きていた。
しかし、常に放射能にさらされていることで、長生きできるものは少なく、例え家族となって子供が生まれたとしても子供も早く死んでしまうことが多かった。
そして、月のドームにある世界規模の調査機関が最終的に、地球には人間が存在しないことを発表したのが20×5年である。
地球は月のドームから見ると今や灰色の星となり、かつての美しい水の星だったなごりはどこにもない。
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