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じゃあ、とジンは出て行った。
閉まった扉を見ていると、真横に立っていた人が言った。
「意外と王は純情ですね。
王なのに」
と王族に対する偏見に満ち満ちたことを言ってくる。
誰っ!?
とアローナは、いきなり現れたその人物を振り向いた。
銀糸の髪の長身の女に見える美貌の男。
シャナが立っていた。
ひっ、ホンモノの暗殺者っ!
アハト様に命じられて、役立たずの私を殺しに来たとかっ?
とアローナは身構える。
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