さすがは娼館の女だな

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 だから、私がアローナなんですっ。  アローナッ。  アッサンドラのアローナなんですーっ。  私が娼婦なわけないじゃないですかっ。  もう~、マヌケな王様ですねーっ!  そのとき、アローナの手首を押さえつけるジンの手が緩んだ。    ジンはフェルナンの方を向いたまま、溜息をつき、言ってくる。 「早く玄関ホールに行ってこい」  は?
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